大阪にて鮮魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品の卸、販売を営んでいます、大輝(だいき)です。
トラフグは、てっさ(フグの薄造り)やてっちり(フグ鍋)、唐揚げなど、冬のメニューで活躍する魚です。専門店だけでなく、居酒屋や和食店でも、季節のコース料理や単品メニューに取り入れられます。
一方で、フグは有毒部位の適切な除去が必要な魚でもあります。飲食店で取り扱う際は、仕入れ先の加工体制や納品形態、店舗で必要となる取り扱い上の要件を確認することが大切です。
大輝では、有毒部位を除去・加工した身欠きフグの状態で飲食店へお届けしています。
この記事では、トラフグの旬や天然・養殖の違い、身欠きフグを仕入れるメリット、冬のメニューへの活用方法を紹介します。
トラフグの旬と、天然・養殖の違い
身欠きフグとは何か、仕入れる際に確認したいこと
有毒部位の処理と飲食店での取り扱い上の注意点
てっさ・てっちり・唐揚げなどのメニュー展開
大阪の飲食店がトラフグを仕入れる際の相談ポイント
トラフグは冬を代表する魚の一つです。天然ものは秋から冬にかけて漁獲される地域があり、冬のフグ料理として広く親しまれています。
ただし、漁期は産地や漁法によって異なります。例えば、愛知県のトラフグ漁では、主な漁法であるはえ縄漁の漁期が10月から翌年2月に設定されています。全国のトラフグが一律に同じ時期に漁獲されるわけではありません。
養殖ものも流通していますが、年間を通じて必ず同じサイズや数量を確保できるとは限らず、出荷状況によって変わります。
飲食店で冬のトラフグ料理を始める場合は、メニューの提供時期から逆算し、必要な数量や予算、希望するサイズを早めに整理しておくと仕入れを計画しやすくなります。
身欠きフグとは、一般に、有毒部位を除去するなどの処理を行い、調理に使いやすい状態に加工したフグを指します。
フグにはテトロドトキシンという毒が含まれることがあり、種類や部位によって食用にできる範囲が定められています。厚生労働省は、定められた種類・部位以外の販売や提供を禁止しており、フグの処理は専門のフグ処理者によって行うこととしています。
大輝では、有毒部位を除去・加工した身欠きフグの状態で飲食店へお届けしています。
有毒部位の除去工程を仕入れ先に任せられる
身欠きフグを仕入れることで、店舗で原魚から処理する場合と比べて、その処理工程を店舗で行わずに済みます。店舗では、納品された商品の確認、適切な保管、調理や提供に向けた準備に取り組みやすくなります。
調理やメニューづくりに集中しやすい
てっさ、てっちり、唐揚げなど、提供する料理に応じて必要な数量や使い方を検討できます。冬のコース料理に取り入れる際も、1人前の使用量や予算を事前に考えておくと計画的です。
必要な加工状態を相談しやすい
仕入れの際には、希望するサイズ、数量、使用する料理などを伝えておくと、必要な商品を検討しやすくなります。対応できる規格や加工内容については、事前にお問い合わせください。
※身欠きフグを仕入れれば、すべての店舗で資格・届出などの確認が不要になるという意味ではありません。店舗で行う作業や営業形態、所在地の自治体の規定によって確認事項が異なります。
天然と養殖は、どちらが一概に優れているというものではありません。飲食店では、求める身質や季節感、価格、必要数量などを踏まえて選ぶことが大切です。
天然ものは漁獲される時期や漁場によって入荷状況が変わり、季節感を打ち出しやすい魚です。
一方で、漁獲状況によってサイズや数量、価格が変わる場合があります。必要な数量が決まっている場合は、入荷状況を確認しながら仕入れを検討することが重要です。
なお、下関などはフグの流通拠点として知られていますが、流通した市場の所在地と実際の漁獲地は必ずしも同じではありません。産地をメニューに表示する場合は、納品時の商品情報などで確認しましょう。
養殖ものは、出荷計画に応じて仕入れを検討しやすい場合があり、必要なサイズや数量、予算に合わせた選択肢になります。
ただし、養殖だから常に同じ品質や価格で仕入れられるわけではありません。時期や出荷状況によって条件は変わるため、仕入れ時に確認することが大切です。
天然・養殖の違いだけで判断するのではなく、どの料理に使い、どのくらいの数量を必要とするかを仕入れ先に伝えて選ぶと、メニューに合わせた検討がしやすくなります。
トラフグの仕入れでは、魚の種類や産地だけでなく、提供する料理と必要な数量を具体的にしておくことが重要です。
| 確認項目 | 仕入れ時に考えたいこと |
|---|---|
| 用途 | てっさ、てっちり、唐揚げなど、どの料理に使うか |
| サイズ・数量 | 1人前の使用量と、必要な人数分を考える |
| 天然・養殖 | 季節感、予算、必要数量などに合わせて検討する |
| 使用する部位 | 身、皮、白子など、何を使う予定か |
| 納品形態 | 身欠きフグなど、どの加工状態で必要か |
| 予算 | コース全体や単品メニューの原価を踏まえる |
| 納品時期 | 宴会やコースの開始日から逆算して相談する |
例えば、てっちりを宴会コースに組み込む場合は、1人前の使用量や提供人数を決めておくと、必要数量を考えやすくなります。
また、白子を提供する予定がある場合は、入荷の有無や数量、価格を事前に確認することが大切です。白子は常に同じ条件で仕入れられるものではありません。
トラフグは、身や皮などを料理に合わせて使い分けられます。冬のコース料理だけでなく、単品メニューとしても検討できます。
トラフグの代表的な料理です。薄く切った身の食感を楽しめ、ポン酢やもみじおろしなどと組み合わせて提供されます。
盛り付けや薬味の工夫によって店独自の一皿に仕上げられます。提供する人数や使用量に合わせ、必要な数量を考えておくと仕入れを計画しやすくなります。
フグの身や、商品として適切に処理された皮などを野菜とともに煮る鍋料理です。締めに雑炊を提供するなど、コース全体を組み立てやすいメニューです。
宴会や冬のコース料理で使う場合は、1人前のフグの使用量、野菜や締めの内容、予算などを踏まえて必要数量を検討します。
フグの身を食べやすい大きさにして揚げる料理です。単品メニューやコースの一品として取り入れられます。
提供するサイズや1人前の数量を決めておくと、仕入れと原価計算がしやすくなります。
皮の食感を活かした料理です。小鉢やコースの一品として使えます。
皮を使用する場合は、食用可能な部位として適切に処理された商品を使用し、納品時の商品情報に沿って取り扱ってください。
白子は、入荷状況に応じて冬のメニューに取り入れられる食材です。焼き物や天ぷらなど、料理によって違った味わいを楽しめます。
ただし、白子は常に仕入れられるとは限りません。メニューに組み込む場合は、時期や入荷の有無、数量、価格を確認したうえで提供を計画しましょう。
フグは、適切な処理と取り扱いが欠かせない魚です。
厚生労働省によると、食用可能なフグの種類や部位が定められており、有毒部位の販売・提供は禁止されています。また、フグ毒は加熱などの通常の調理で無毒化できるものではありません。
大阪市でフグの処理を行う営業施設には、食品衛生法に基づく営業許可などの要件が設けられています。フグの取扱者や施設に関する具体的な要件は自治体によって異なるため、店舗で新たにフグの取り扱いを始める場合や、処理工程を追加する場合は、管轄の保健所に確認してください。
参考:
A. 大輝では、有毒部位を除去・加工した身欠きフグの状態でお届けしています。天然・養殖、サイズ、必要数量など、ご希望の条件についてはお問い合わせください。
A. まず、店舗でどのような作業を行うかを整理し、営業形態や所在地の自治体で必要となる資格・届出・施設要件などを管轄の保健所に確認してください。そのうえで、使用する料理、必要な数量、希望する納品形態などを仕入れ先に相談すると、導入を検討しやすくなります。
A. 冬のコース料理や宴会で使用する場合は、メニューの提供時期が決まった段階で早めに相談することをおすすめします。天然ものは産地や漁期によって入荷状況が異なり、養殖ものも出荷状況によって条件が変わります。年末年始など、まとまった数量が必要な場合は、早めにご相談ください。
A. 料理の内容、予算、必要数量によって異なります。天然ものは季節感や産地を打ち出しやすく、養殖ものは出荷計画に合わせて仕入れを検討しやすい場合があります。希望する料理や予算を伝えたうえで、入荷状況に応じて選ぶとよいでしょう。
トラフグは、てっさ、てっちり、唐揚げなど、冬の飲食店メニューに活用できる魚です。
仕入れでは、天然・養殖の違いや旬だけでなく、必要なサイズ・数量、使用する部位、納品形態、予算などを合わせて考えることが大切です。
また、フグは有毒部位の適切な除去が必要なため、仕入れ先の加工体制と商品情報を確認し、店舗で必要となる取り扱い上の要件も守る必要があります。
大輝では、飲食店様や給食施設様向けに鮮魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品をお届けしています。
冬のコース料理やフグメニューの導入を検討されている場合は、必要数量や予算、使用用途などを添えてご相談ください。
鮮魚や冷凍水産物の商品のお取引をご希望の飲食店様、給食施設様がありましたら、ぜひ当社までご連絡下さい。
業務用鮮魚卸・総合食品卸 大輝(だいき)
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お問い合わせフォーム:https://www.daiki-foods.jp/form/
厚生労働省「安全なフグを提供しましょう」
大阪市「ふぐを処理する営業に関する営業許可関係」
愛知県「トラフグ ~あいちの四季の魚・冬~」
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」