大阪にて鮮魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品の卸、販売を営んでいます、大輝(だいき)です。
2月に入り、市場の景色も冬から春へと変わり始めています。 その先陣を切って入荷している、春のアイドル『ホタルイカ(螢烏賊)』です。
「えっ、もうホタルイカ?」と驚かれるお客様もいらっしゃいますが、実は今、兵庫県(山陰)産が入荷し始めています。 今回は、一足早い「兵庫産」の魅力と、まもなく解禁となるブランド「富山産」との賢い使い分けについて解説します。
ホタルイカといえば富山県が有名ですが、漁の解禁は3月1日から。 それに対し、1月頃から水揚げが始まり、今の時期(2月)に飲食店のメニューを彩ってくれるのが兵庫県産です。
「走り」の価値: お客様は「初物」に魅力を感じる方も多いです。他店がまだ冬メニュー中心の中で、「新物 ホタルイカ入荷」の文字があるだけで、春を感じて注文したくなります。
柔らかさとコスパ: 兵庫産は富山産に比べてやや小ぶりな傾向がありますが、その分身が柔らかく、皮が口に残りにくいのが特徴です。また、価格も比較的安定しているため、突き出しやランチメニューにも使いやすいのが強みです。
あと少しで解禁となる富山湾産のホタルイカ。兵庫産との最大の違いは「サイズ」と「漁法」です。
圧倒的な大きさ(魚体): 富山のホタルイカは産卵直前の成熟した状態で獲れるため、丸々と太っています。パンパンに詰まったワタの濃厚さは別格で、メイン料理を張れる存在感があります。
定置網漁: 兵庫産が底引き網(海底を引く)なのに対し、富山産は定置網(傷つけずに獲る)が主流。そのため魚体が綺麗で、贈答用や高級料亭向けとして重宝されます。
今の時期の柔らかい兵庫産は、素材を活かした以下のメニューがおすすめです。
酢味噌和え(ぬた): 定番中の定番。柔らかい身と甘酸っぱい酢味噌は、春の日本酒に最高に合います。ワカメやわけぎ(一文字)と合わせて彩り豊かに。
ホタルイカの天ぷら・唐揚げ: 小ぶりな兵庫産は、油で揚げると香ばしさが際立ちます。衣の中にワタの旨味が閉じ込められ、噛んだ瞬間にジュワッと広がるコクは絶品です。
アヒージョ・オイル煮: バルや洋食店様に。ニンニクとオイルで煮込むと、ワタがソース代わりになり、バゲットが止まらない一品になります。
兵庫産であれ富山産であれ、ホタルイカ料理の評価を決めるのは「下処理」です。 目玉、カラス(口)、背骨。この3つの硬い部分を丁寧に取り除くことで、口当たりが劇的に良くなり、「ここのホタルイカは仕事が丁寧で美味しい」とお客様の記憶に残ります。
大輝(だいき)は、大阪市東淀川区で魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品の卸、販売を営んでいます。
鮮魚や冷凍水産物の商品のお取引をご希望の飲食店様、給食施設様がありましたら、ぜひ当社までご連絡下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。