左の写真を見てください。綺麗な写真ですね。
これはお造りの舟盛りの写真ですが、大輝が用意したモノではありません。
そうゆうホームページ用の写真があるらしいです。
この写真を撮る為に作られたものかも知れませんが、この舟盛りを作ったのは間違いなく料理人の方でしょう。
大輝が取引いただいているお客さまは、飲食店の料理人の皆さまです。
という事は「食材を調理するプロ」です。
プロの方とお取り引きしている訳ですから、大輝は「魚を卸すプロ」でなければいけません。
では鮮魚卸業のプロの仕事とはどうゆう事でしょうか。
我こそが正しい!なんて言うつもりはありません。ただ、大輝にはこれまで鮮魚卸業を続けてきて、お取り引きをいただいているお客さまからいろんな話を聞いたりして、思う事があるのです。
プロの料理人にとって、信頼できる卸屋さんとは?
鮮魚卸という仕事は、料理人の皆さまから
注文をいただかないと成立しません。
ですから、「この卸業者に頼めば安心だ」と
料理人の皆さまから思ってもらえなければ
この商売は続けていく事ができません。
例えば
◎珍しい魚を仕入れている
◎高級魚を扱っている
◎格安
◎旬なものを仕入れている
◎産地直送
etc・・こんな売りがあれば分かりやすいかも知れません。
でも料理人の皆さまに鮮魚を卸すという事は
それだけでは無いと思うのです。
料理人の方は、質の高い料理を作るために
食材を仕入れます。
なら、鮮魚卸業として出来る事は何か。
お客さまの目線に立てば
とてもシンプルに分かる事です。
■質の高い食材を仕入れる。
■質の高い配送をする。
■質の高い水揚げ情報を把握する。
そうなんです。
ただ、全ての事を質の高い状態でおこなう。
ただそれだけです。
基本的な事を基本に忠実におこなうだけ。
実にシンプルですが、
これがおろそかになっている同業者が多いのも事実です。
明日の市場の水揚げ状況、これは経験と人脈が絶対に必要
今の時代、情報情報と言われて久しいですが、
鮮魚卸業界では、大昔から情報が生命線です。
「こんな魚が欲しい」
と注文を受けた時、手元にその魚の水揚げ情報が無かったら。
その注文はお断りする他ありません。
また、各水産地域の現在の状況が分からなければ、
今の旬は何か、絶対に水揚げされない魚は何かも分かりません。
ですからお客さまのさまざまな注文に答えるには、
各水産地域の状況に精通し、
入荷してくる魚の情報を集める為の人脈が必要です。
簡単な事ではありません。
もしかしたらこれが一番しんどいかも知れません。
でもこれをおろそかにしたら鮮魚卸業は失格だと思っています。